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2021.07.14

【ばあちゃんの味】上手さん、北さん、今藤さんの「熊飯と山菜料理」


料理自慢の村民の“食卓”にお邪魔します!
ばあちゃんの味 3軒目 | 上手さん、北さん、今藤さんの「熊飯と山菜料理」

熊飯 / 木耳の白和え / こごみの胡麻和え / ゼンマイの煮物 / 甘い卵焼き / 豆腐の味噌汁

荻町にある「元気な野菜館」は、白川村の豊かな自然で育った特産物の直売所であり、地域のおばあちゃん自慢の料理が味わえるお食事処。

店名の通り、厨房に立つのは村の元気なおばあちゃんたちです。この日も厨房からは賑やかな声が聞こえてきました!

今回料理を振る舞ってくれたのは、平成11年の元気な野菜館オープン当初から30年以上にわたって働く、上手ひろこさん、北麗子さん、今藤英子さんの3人。

楽しそうにおしゃべりをしながらも、手際良く盛り付けていきます。

「白川村らしい料理というリクエストやったから、色々考えたけどメインは熊飯。隣の家の人が捕ったんやけど、冬眠から覚めたばかりで小熊やで全然臭くない。熊飯以外もほとんどが村で採れたもの。卵は荘川やけどね」。

白川村では猟をする人も珍しくなく、たくさん捕れた時には近所にお裾分けをします。一度に使い切れない場合は冷凍して少しずつ食べるそうです。

「それから白川村らしい料理といえば山菜やね。こごみ、ぜんまい、こしあぶら、たらの芽。冬が開けると次々と採れます。だから、春は野菜を買うことはないねえ」。

この日いただいたのは、山菜の中でも最も早い時期に採れるこごみの胡麻和え、採れる量が少なく高価なぜんまいの煮物、こりこりとした食感が病みつきになる木耳の白和えです。

どれもレシピがあるわけではなく、長年の経験で程よい味付けの塩梅が身に染み付いているといいます。

決して気取らないばあちゃんたちの料理は心も身体も元気にしてくれました。

元気な野菜館

住所/岐阜県大野郡白川村荻町2495-3

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