ヒダニチ編集部が白川村出身者の“今”を追う企画「あの子、今どうしてる?」。 村で生まれ育った子どもたちが、仕事や学業、スポーツなど、それぞれの道を歩む姿をお届けします。 第3回目は愛知学院大学2年生の大溝琴(おおみぞ こと)さんです。 大溝さんは大学に通いながら、白川村で新しい取り組みを始める準備をしています。
大学ではどんなを勉強していますか?
現在、愛知学院大学商学部の2年生で、マーケティングや経済学などを学んでいます。将来、白川に帰ってきて、父の自営業を手伝いたいという思いがあって商学部を選びました。
名城公園キャンパスは新しくて大学生活を送るのにはとても良い環境です。でも、去年はコロナの影響でオンライン授業がほとんどで、キャンパスに通うのは週1回のゼミぐらいでした。来年度からは対面授業が再開するので楽しみです!
中学生の頃から、将来は白川村に帰ることを決めていたとお聞きしました。
そうなんです! 中学2年生の時の学校の地域公開日で「ウエディングデザイナーになって、白川に戻ってくる!」と宣言したのを覚えています。ウエディングデザイナーという夢は変わりましたが、白川に帰りたいという気持ちは今も変わっていません。
白川村のどんなところに愛着を感じますか?
高校で岐阜市、大学は名古屋と、村の外に出たからこそ気づけたことがたくさんあります。白川にいる時はそんなに感じていなかったのですが、一番の魅力は地域との距離が近いことですね。今はただただ純粋にここで暮らしたいなと思うんです。村を離れた頃はホームシックになって、毎日お父さんに電話をしていました(笑)。
白川村にはよく帰ってきていますか?
実家はお父さんとおばあちゃんが2人暮らしなんです。83歳のおばあちゃんが家事を一人でこなしているのがとても心配で。少しでも料理や掃除を手伝えたらと思って、白川にはよく帰ってきています。この1年は、大学がオンライン授業なのもあって、白川にいても授業が受けられるので、1週間くらい滞在することも多かったです。
村外の友達に白川村を案内するとしたらどこに連れていきたいですか?
去年、大学の友達が白川村に行きたいって言ってくれていたので、本当は冬のライトアップに連れてこようと思っていたんです。でも、コロナで中止になってしまって…。いつか、コロナが収まったら見せてあげたいですね。
これから挑戦したいことを教えてください!
大学3年生になったら起業をしたいと考えています。父が自営でお土産の卸売業をしていて、その手助けをしたいんです。父はまだガラケーを使っているくらい、SNSやパソコンが苦手なので、パソコン作業や情報発信の部分で自分が力になれることがあるかなと思って。仕事だけではなくて、生活の支えにもなれたら嬉しいです。
取材のこぼれ話
今回は大溝さんがキャンパス以上によく足を運んでいるという名城公園でお話を伺いました。1年生の頃にはランニングをしたり、友達とお花見をしたこともある馴染みの場所。大学の友達とは、公園からすぐの「金シャチ横丁」にランチを食べに行くことも。村や家族のことを気にかけながら、名古屋での大学生活も満喫している様子でした。