関係人口 – 飛騨日日新聞 https://www.vill.shirakawa.lg.jp/hidanichi 飛騨日日新聞は白川村での暮らしや文化、 そこに生きる村民のストーリーを届けるメディアです。 Mon, 29 Mar 2021 13:10:23 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.4.4 森下貴昭さん/麺切り 白流 https://www.vill.shirakawa.lg.jp/hidanichi/hakuryu/ Fri, 26 Mar 2021 11:20:40 +0000 https://www.vill.shirakawa.lg.jp/hidanichi/?p=876 岐阜県瑞穂市にある「麺切り 白流」は、自家製焼干しを使ったこだわりの出汁ともちもちとした食感の自家製麺が人気のラーメン店です。店主の森下貴昭さんは白川村平瀬地区の出身。都内で料理人、岐阜にUターン後はラーメン店での修行を経て、3年前に満を持して「白流」の暖簾を掲げました。

店主の森下さんがラーメンの世界に飛び込むきっかけとなったのは、20歳の頃に出会ったあるラーメンがきっかけでした。当時、ラーメンといえば高山ラーメンしか知らなかった森下さん。都内で出会ったラーメンの味に感動し、それが忘れられず、いつしか自分のラーメン店を持つことを志すようになりました。

都内のフレンチレストランで料理人としての腕を磨き、岐阜に戻ってからは関市の名店「白神」で7年間修行を積んだのち、3年前に念願の独立。魚の仕入れの状況によって日々変化するこだわりの出汁ともちもちとした自家製麺が生み出す味わいは唯一無二で、ラーメン通を唸らせます。

店内を見渡すと、白川郷のポスターや、合掌造りを思わせる天井の骨組みが目に入ってきます。

「岐阜市内で物件を探していましたが、納得いくところが見つからず、たまたま紹介していただいた物件がこの建物でした。中に入ると、内装に合掌造りの要素を感じ、呼ばれたような気がして即決したんです」。

今も月に1〜2回は村に帰るという森下さん。特に冬の時期はご実家の雪下ろしのために足繁く通います。村に帰ると同級生と顔を合わせることも。

「白川村の同級生って、兄弟でもなく、友達でもない、特別な関係なんですよね。何十年ぶりに話しても、昨日まで一緒にいたような感覚になります」。

村を離れてもなお、森下さんの心はいつも故郷とつながっているのです。

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遠方でなかなかお店に足を運べないという方も、ぜひご家庭で白流さんの味をお楽しみください!

麺切り 白流

住所:岐阜県瑞穂市森860-1

営業時間:10:00~14:30(※スープがなくなり次第終了)

定休日:月曜日・第3火曜日

HP:https://www.mengiri-hakuryu.com/





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山本慎一郎さん/山本佐太郎商店 https://www.vill.shirakawa.lg.jp/hidanichi/yamamotosataroushoten/ Thu, 24 Dec 2020 21:00:00 +0000 https://www.vill.shirakawa.lg.jp/hidanichi/?p=616 岐阜市の老舗油問屋「山本佐太郎商店」4代目の山本慎一郎さんは、2019年5月からの1年間、白川郷学園8年生(中学2年生)とともに「村民学」の授業を通して白川村の新しいお土産開発に挑戦しました。16人の子どもたちともに、村民に愛されるおやつを目指し誕生したのが、白川村産米粉を使った焼き菓子「ゆいのわ」です。

山本さんが白川郷学園8年生と出会ったのは2019年5月のこと。

学園の子どもたちが村の未来の担い手として自分たちのふるさとについて学ぶ「村民学」の授業を通して、村の新しいお土産開発として味づくり、マーケティング、プロモーション、デザインにチャレンジしました。

(ゆいのわ誕生の詳しいストーリーと授業の様子はこちらからぜひご覧ください)

白川郷が日本有数の観光地でありながら、村内の土産屋に並ぶ商品はほとんどが村外でつくられていると知った山本さんと子どもたち。

村民に愛されるおやつを目指して開発したのが白川村産米粉を使った焼き菓子「ゆいのわ」です。

ゆいのわは現在、土産物屋や飲食店など村内限定で販売されています。

山本さんは講師として授業への参画の誘いを受けたとき、当時8年生の担任だった鈴木大介先生の「学校は人との“違い”を学ぶ場所。子どもたちには“多様性”を感じて欲しい」という考えに深く共感をしたそう。

人口1600人の小さな村では会う人、関わる人の多様性がどうしても限られてしまいます。

だからこそ子どもたちに外の人との関わりを持って欲しいという白川郷学園の寛容な姿勢は、小さな村特有の閉鎖的なイメージに反しとても新鮮に感じられたといいます。

鈴木先生をはじめ、村役場の職員、授業をコーディネートする十六銀行など授業をつくりあげるメンバーの熱意を受け、山本さんは迷わずプロジェクトへの参画を決めました。

「当時8年生だった子どもたちは、次の春には卒業を迎えます。10年、20年先の白川村でもゆいのわが愛され続け、成長した子どもたちがまた別のかたちでゆいのわに関わる姿が見てみたいですね」。

1年間の授業が幕を閉じた今も、山本さんはゆいのわと子どもたちの未来に期待を寄せています。

ゆいのわ

http://kankou.shirakawa-go.org/yuinowa/

大地のおやつ

https://www.m-karintou.com/

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