あの子、今どうしてる? – 飛騨日日新聞 https://www.vill.shirakawa.lg.jp/hidanichi 飛騨日日新聞は白川村での暮らしや文化、 そこに生きる村民のストーリーを届けるメディアです。 Fri, 30 Jun 2023 02:04:14 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.4.4 【あの子、今どうしてる?】No.7福山大輔さん(トン・ガリアーノ 勝川店) https://www.vill.shirakawa.lg.jp/hidanichi/doushiteru-7/ Mon, 17 Jan 2022 09:39:05 +0000 https://www.vill.shirakawa.lg.jp/hidanichi/?p=1466 ヒダニチ編集部が白川村出身者の“今”を追う企画「あの子、今どうしてる?」。 村で生まれ育った子どもたちが、仕事や学業、スポーツなど、それぞれの道を歩む姿をお届けします。 第7回目はトン・ガリアーノ 勝川店でシェフを務める福山大輔さんです。

料理人を志すようになったきっかけを教えてください。

小さい頃から母の料理の手伝いが好きでした。明確なきっかけは、中学2年生の夏休みの海外研修です。ホームステイ先のホストマザーが作ってくれた平打ちの麺に手作りソースのパスタが本当においしくて、料理に興味を持ちました。その味は今でも鮮烈に覚えています。

白川村のどんなところに愛着を感じますか?

信頼できる同級生がいるところです。同級生って不思議なもので、どの時代の友人より繋がりや想いが強い気がします。そんな同級生がたくさんいるので村も今後更に盛り上がっていくと思います!

彼らの活躍は頼もしくもあり、羨ましくもあり、自分も負けないぞ!という気持ちにさせてくれます。

今後の目標を教えてください。

料理人を目指し始めてからずっと、飲食店として独立することが夢です。白川村は豊かな風土があるので、村の食材を使った料理ができたらいいなと思います。

おじいちゃんになっても好きなことで働き続けることが最大の目標です!

トン・ガリアーノ 勝川店

住所/愛知県春日井市松新町1丁目 ルネックビル41 2階

営業時間/火〜金17:30〜23:00、土日13:00〜23:00

定休日/月曜

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【あの子、今どうしてる?】No.6 水木大地さん(税理士法人NEXT) https://www.vill.shirakawa.lg.jp/hidanichi/doushiteru-6/ Mon, 15 Nov 2021 08:07:07 +0000 https://www.vill.shirakawa.lg.jp/hidanichi/?p=1425 ヒダニチ編集部が白川村出身者の“今”を追う企画「あの子、今どうしてる?」。 村で生まれ育った子どもたちが、仕事や学業、スポーツなど、それぞれの道を歩む姿をお届けします。 第6回目は税理士法人NEXTの水木大地(みずきだいち)さんです。 水木さんは1996年生まれ。立命館大学卒業後、税理士法人NEXTに入社し、現在は税理士を目指して日々奮闘しています。

いつから税理士を志すようになりましたか?

実はもともとは税理士を目指して大学に進学したわけではないんです。税理士はひたすら電卓を叩いてパソコンに向かっているイメージで…。でも、大学3年生のときの経営学部の授業で実際の税理士の役割や仕事内容を聞いて、経営的な視点や数字を通して人と向き合う仕事だということを知り興味が湧きました。大学時代は京都で過ごしましたが、卒業後は岐阜県に戻りたいと思っていて、今働いている岐阜市の税理士事務所を選びました。

仕事のやりがいはどんなところですか?

普段はいろんな会社に出向いて、税理士補助としてお客さんからの相談を受けています。それぞれの会社の経営者さんの会社経営に対する考え方を聞くと、その思想を通して自分自身の人生を考えることにつながり、人として成長できることがやりがいです!

白川村のどんなところに愛着を感じますか?

村の出身者はだれもが同じように言うかもしれませんが、やはり人と人との繋がりの深さが良いところだと思います!ちょうど先日も村に帰ったばかりなのですが、久しぶりでも帰省するとみんなが「おかえり」と迎えてくれて、家族のように温かいなと思います。

友人や同僚を白川村を案内するとしたらどこに連れていきたいですか?

白川村の恒例行事「どぶろく祭り」に連れて行きたいです。

今後の目標を教えてください

今はまだ税理士補助という立場ですが、試験に合格して税理士になることが一番の目標です!税理士の試験は1年に1度しかなく、合格のハードルがとても高いので、コツコツ頑張りたいと思います。そして、いつかは自分の税理士としてのノウハウを活かして、白川村の企業にも貢献できたら嬉しいです。

取材のこぼれ話

もともとは将来的に白川村に帰ることを具体的に考えていなかったという水木さん。しかし、最近は考え方が変わってきて、いつかは村に戻りたいと思うようになったそうです。「若い世代が帰れる村づくりについても考えていきたい」と村への思いを語ってくれました!

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【あの子、今どうしてる?】No.5 成原拓巳さん(岐阜聖徳学園大学) https://www.vill.shirakawa.lg.jp/hidanichi/doushiteru-5/ Mon, 21 Jun 2021 10:03:00 +0000 https://www.vill.shirakawa.lg.jp/hidanichi/?p=1271 ヒダニチ編集部が白川村出身者の“今”を追う企画「あの子、今どうしてる?」。 村で生まれ育った子どもたちが、仕事や学業、スポーツなど、それぞれの道を歩む姿をお届けします。 第5回目は岐阜聖徳学園大学1年生の成原拓巳(なりはらたくみ)さんです。 成原さんは体育の教師を目指して、日々勉強に励んでいます。
取材を行った岐阜聖徳学園大学羽島キャンパス

大学ではどんなことを学んでいますか?

岐阜聖徳学園大学教育学部体育専修に通っていて、体育の教師を目指しています。もともと人と関わることが大好きで、人と深く関わる仕事に就きたいという思いがありました。それから、自分は自分自身のためよりも誰かのために動く方が頑張れるタイプなので教師の道を選んだんです。教師は人との関わりのなかで自分自身も一緒に成長できる仕事だと思います。勉強は苦手なんですけどね(笑)。岐阜聖徳学園大学はみんなが本気で教師を目指しているレベルの高い集団なので勉強するにはとてもいい環境です。

体育の教師を志すようになったきっかけを教えてください。

高校生までずっとバレーボール一筋で過ごしてきました。特に高校時代は部活漬けの毎日で全国大会にも出場することができました。これまで選手として目標に向かって頑張ってきましたが、体育の教師になることで次は指導者としての立場で生徒と一緒に目標を目指していけたらいいなと思っています。

白川村の魅力はどんなところですか?

白川郷学園を最初の9年生として卒業して、高校進学とともに岐阜市内で一人暮らしを始めました。岐阜市でも白川村にいたときの癖で、道ですれ違う近所の方にあいさつをしていたんです。そうしたらちょっとびっくりした顔をされることもあって。村では自分の出身の地域以外でも、顔見知りなのであいさつをするのは当たり前でした。「結」という言葉があるけど、言葉があるから人と人が繋がっているのではなくて、人と人との繋がりが「結」という言葉を生んだんだなと感じています。人との繋がりが好きなところですね。

将来の夢や目標を教えてください。

教師としても、バレーの指導者としても、人としても、信頼してもらえるような人間力ある人になることが目標です。中学校時代のバレーボール部の顧問の先生は、何よりも生徒たちのことを思って行動する人でした。僕も人のために行動することを自然にできるような人になりたいと思っています。

取材のこぼれ話

とにかく「人間」が大好きだという成原さん。取材の移動中もすれ違う友人に声を掛けたり、あいさつをする姿が印象的でした。教師の道を選んだ理由の一つには中学校、高校時代にお世話になった先生への憧れもあるのだそう。人と人との距離が近い白川村で育ったからこそ、人との繋がりの大切さを感じているのかもしれません。

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【あの子、今どうしてる?】No.4 南昂佑さん(岐阜聖徳学園大学) https://www.vill.shirakawa.lg.jp/hidanichi/doushiteru-4/ Tue, 08 Jun 2021 10:03:45 +0000 https://www.vill.shirakawa.lg.jp/hidanichi/?p=1256 ヒダニチ編集部が白川村出身者の“今”を追う企画「あの子、今どうしてる?」。 村で生まれ育った子どもたちが、仕事や学業、スポーツなど、それぞれの道を歩む姿をお届けします。 第4回目は岐阜聖徳学園大学1年生の南昂佑(みなみこうすけ)さんです。 南さんは経営やメディアの勉強や新しく始めた趣味など、大学に入学してからは幅広く興味を広げ、キャンパスライフを楽しんでいます。
岐阜聖徳学園大学 羽島キャンパス Yawaragi Cafeにて

大学ではどんなことを学んでいますか?

岐阜聖徳学園大学経済情報学部で経済学を専攻しています。高校でプログラミングや情報について学んでいたのでそれを活かしたかったことと、様々なことを幅広く学べるのでこの学部を選びました。今はまだ入学して3ヶ月ほどなので、経営や経済の基本的なことを勉強しています。

大学に入るまではサッカー一筋だったそうですね。

はい。白川村にはサッカーチームがないので、中学生まではサッカーをしに高山まで通っていたんです。高校に進学するときも、サッカーがやりたくて岐阜市にある岐阜工業高校を選びました。高校のサッカー部では部長もやっていて、最後の高校サッカー選手権大会では準優勝することができました!

大学に入ってからも2ヶ月くらいはサッカー部に所属していましたが、今までサッカー一筋だったからこそ、大学ではもっといろんなことに挑戦してみたいと思って、今は部活には入っていません。

高校進学で白川村を離れる不安はなかったですか?

高校進学をきっかけに岐阜市で一人暮らしを始めました。白川村では当たり前に近所付き合いがあって、学校も人数が少ないのでみんな友達になれましたが、岐阜市は人が多くて付き合いも少ないので、最初は友達づくりに対して戸惑いがありました。白川村から岐阜市に進学した同級生が多かったので、村を離れてからも同級生に会えていたことは心強かったですね。

村外の友達に白川村を案内するとしたらどこに連れていきたいですか?

やっぱり合掌造り家屋は見せたいですね。それから、冬の時期に来てもらって雪遊びをしたいです!

今後の目標を教えてください。

白川村にはすごく愛着があるので、30代くらいになって生活が落ち着いてきたら村に戻りたいと思っています! まだ具体的に何をするのかは決めていませんが、今大学で学んでいることを生かして、白川村に貢献できるような仕事をするのが目標です。

取材のこぼれ話

高校生まではサッカー部の活動に専念していて、なかなか部活以外の時間が取れなかったという南さん。大学に入ってからは様々なことに好奇心旺盛に取り組んでおり、最近ではダンスも始めたのだとか。YouTubeを見ながら独学で練習をしているそうです。

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【あの子、今どうしてる?】No.3 大溝琴さん(愛知学院大学) https://www.vill.shirakawa.lg.jp/hidanichi/doushiteru-3/ Mon, 15 Mar 2021 09:13:23 +0000 https://www.vill.shirakawa.lg.jp/hidanichi/?p=1028 ヒダニチ編集部が白川村出身者の“今”を追う企画「あの子、今どうしてる?」。 村で生まれ育った子どもたちが、仕事や学業、スポーツなど、それぞれの道を歩む姿をお届けします。 第3回目は愛知学院大学2年生の大溝琴(おおみぞ こと)さんです。 大溝さんは大学に通いながら、白川村で新しい取り組みを始める準備をしています。
愛知学院大学名城公園キャンパス

大学ではどんなを勉強していますか?

現在、愛知学院大学商学部の2年生で、マーケティングや経済学などを学んでいます。将来、白川に帰ってきて、父の自営業を手伝いたいという思いがあって商学部を選びました。

名城公園キャンパスは新しくて大学生活を送るのにはとても良い環境です。でも、去年はコロナの影響でオンライン授業がほとんどで、キャンパスに通うのは週1回のゼミぐらいでした。来年度からは対面授業が再開するので楽しみです!

中学生の頃から、将来は白川村に帰ることを決めていたとお聞きしました。

そうなんです! 中学2年生の時の学校の地域公開日で「ウエディングデザイナーになって、白川に戻ってくる!」と宣言したのを覚えています。ウエディングデザイナーという夢は変わりましたが、白川に帰りたいという気持ちは今も変わっていません。

白川村のどんなところに愛着を感じますか?

高校で岐阜市、大学は名古屋と、村の外に出たからこそ気づけたことがたくさんあります。白川にいる時はそんなに感じていなかったのですが、一番の魅力は地域との距離が近いことですね。今はただただ純粋にここで暮らしたいなと思うんです。村を離れた頃はホームシックになって、毎日お父さんに電話をしていました(笑)。

白川村にはよく帰ってきていますか?

実家はお父さんとおばあちゃんが2人暮らしなんです。83歳のおばあちゃんが家事を一人でこなしているのがとても心配で。少しでも料理や掃除を手伝えたらと思って、白川にはよく帰ってきています。この1年は、大学がオンライン授業なのもあって、白川にいても授業が受けられるので、1週間くらい滞在することも多かったです。

村外の友達に白川村を案内するとしたらどこに連れていきたいですか?

去年、大学の友達が白川村に行きたいって言ってくれていたので、本当は冬のライトアップに連れてこようと思っていたんです。でも、コロナで中止になってしまって…。いつか、コロナが収まったら見せてあげたいですね。

これから挑戦したいことを教えてください!

大学3年生になったら起業をしたいと考えています。父が自営でお土産の卸売業をしていて、その手助けをしたいんです。父はまだガラケーを使っているくらい、SNSやパソコンが苦手なので、パソコン作業や情報発信の部分で自分が力になれることがあるかなと思って。仕事だけではなくて、生活の支えにもなれたら嬉しいです。

取材のこぼれ話

今回は大溝さんがキャンパス以上によく足を運んでいるという名城公園でお話を伺いました。1年生の頃にはランニングをしたり、友達とお花見をしたこともある馴染みの場所。大学の友達とは、公園からすぐの「金シャチ横丁」にランチを食べに行くことも。村や家族のことを気にかけながら、名古屋での大学生活も満喫している様子でした。

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岐阜新聞飛騨版連載12月 https://www.vill.shirakawa.lg.jp/hidanichi/gifurensai-202012/ Mon, 21 Dec 2020 06:27:38 +0000 https://www.vill.shirakawa.lg.jp/hidanichi/?p=734

飛騨日日新聞では岐阜新聞飛騨版で毎月第3日曜日に連載記事を掲載いただいています。

今月は「あの子、今どうしてる?」について書かせていただきました。

12月20日付の岐阜新聞飛騨版をぜひご覧ください。

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【あの子、今どうしてる?】No.2 福地倫樺さん(金沢学院大学) https://www.vill.shirakawa.lg.jp/hidanichi/doushiteru-2/ Mon, 30 Nov 2020 07:30:00 +0000 https://www.vill.shirakawa.lg.jp/hidanichi/?p=526 ヒダニチ編集部が白川村出身者の“今”を追う企画「あの子、今どうしてる?」。 村で生まれ育った子どもたちが、仕事や学業、スポーツなど、それぞれの道を歩む姿をお届けします。 第2回目は金沢学院大学3年生の福地倫樺(ふくちりんか)さんです。 福地さんは大学進学を機に白川村から金沢市へ。 大学では栄養学部に所属し、管理栄養士を目指して勉強に励んでいます。

大学ではどんな勉強をしていますか?

管理栄養士を目指して、調理や食品に関すること、栄養学などを勉強中です。今は3年生なので、座学だけでなく実習もあります。実は、金沢学院大学は石川県で唯一管理栄養士の免許を取れる大学なんです。同じ目標を目指す仲間が色々な地域から集まっているのも励みになっています。

管理栄養士を志すようになったきっかけを教えてください。

高校3年生で進路選択をするとき、まだ将来の夢が決まってなかったんです。その時に進路についてお母さんに相談したら、管理栄養士を勧められました。弟がサッカーをやっているので、その食事を考える仕事がいいんじゃないかって。食べることも好きだったので興味が湧いて、管理栄養士を目指すことに決めました。

高校卒業後、金沢に引っ越した時は不安はなかったですか?

私は高山の斐太高校に通っていたので、高校生まで白川村に住んでいました。村外に出てみたいという気持ちがあった反面、誰も友達がいないなかでやっていけるのか不安もありました。でも、大学に通い始めると友達はみんな優しくて、金沢での大学生活はとても楽しいです。友達とはご飯を食べに行ったり、カフェに行くことが多いですね。桜や紅葉の時期には兼六園にも行きます!

村外の友達に白川村を案内するとしたらどこに連れていきたいですか?

やっぱり展望台には連れて行きたいです。私は世界遺産集落の荻町出身なので、よくテレビに展望台からの景色が映った時に「あそこに私の家が映ってるんだよ」と友達に自慢しています(笑)! それから、おいしいものもいっぱい食べさせてあげたいですね。

これからの目標や将来の夢を教えてください。

まずは大学4年生で受ける管理栄養士の国家試験に合格することが目標です。もともとはスポーツに関わる管理栄養士を目指していましたが、実際に大学で勉強してみて、病院や保健センターでの仕事にも興味が湧いてきて、職業についてはまだ迷っています。管理栄養士の資格を活かせる職業に就けるように、もうすぐ始まる就職活動も頑張ります!

将来、白川村に帰るかどうかは今はまだわかりませんが、若いうちは村外で仕事に励んで、歳を取ったら村に帰ってのんびりと暮らすのもいいなと思っています。

取材のこぼれ話

授業に実習に飲食店でのアルバイトに、とても多忙な日々を送っている福地さん。取材当日も授業の合間をぬって話を聞かせてくれました。就職活動を目前に控え、大学4年生の春には国家試験もあるということで、卒業後の進路について悩む時期ですが、管理栄養士という目標を真っ直ぐに見据えた生き生きとした表情が印象的でした。

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【あの子、今どうしてる?】No.1 中森華音さん(金沢学院大学) https://www.vill.shirakawa.lg.jp/hidanichi/doushiteru-1/ Tue, 24 Nov 2020 14:13:25 +0000 https://www.vill.shirakawa.lg.jp/hidanichi/?p=504 ヒダニチ編集部が白川村出身者の“今”を追う企画「あの子、今どうしてる?」。 村で生まれ育った子どもたちが、仕事や学業、スポーツなど、それぞれの道を歩む姿をお届けします。 第1回目は金沢学院大学1年生の中森華音(なかもりかのん)さんです。 中森さんは小学校3年生で柔道を始めて以来、大学に進学した今もずっと柔道一筋の日々。 この日も、練習に励む大学の柔道部にお邪魔してお話を伺いました。

柔道を始めたきっかけは?

小学校3年生のときに、先輩のお母さんに誘われたのがきっかけで柔道を始めました。最初は気軽な気持ちで始めましたが、試合で一本勝ちをしたときの喜びがとても快感で。高校進学も柔道に専念できる金沢学院高校を選び、今までずっと柔道一筋でやってきています。練習は月曜日から土曜日まで。全国いろんな場所から柔道の強いメンバーが集まってきているので、とても刺激になります。

白川村から金沢に移住して感じたことはありますか?

金沢に来て、白川村の人たちは本当に優しいと思いました。家族ではなくても、誰にでも優しいんです。外に出て白川村の人たちの温かさに気がつきました。

高校進学と同時に、白川村を出て金沢に引っ越して来たときは初めての一人暮らしが寂しくて、ホームシックになりましたが、今はもうすっかり慣れて、金沢での生活も気に入っています。練習がほとんど毎日あるので、あまり白川村には帰ることができませんが、家族が金沢まで会いに来てくれます。

金沢の友達を連れて行きたい村内のスポットは?

世界遺産合掌造り集落が一望できる展望台に連れて行きたいです! 景色がとてもきれいなので。

今後の目標、将来の夢を教えてください。

柔道では毎年9月に開催されているインカレ(全国大会)で入賞することが一番大きな目標です。そのために、北信越大会を突破できるよう練習をがんばりたいです。

そして、将来の夢は警察官になることです。柔道で培ったことが少しでも活かせたらいいなと考えているからです。実は高校生の時にも警察官になるための試験を受けたのですが、その時は不合格だったので、大学卒業時にもう一度チャレンジしたいです。その先のことはまだわかりませんが、いつか白川村に帰れたらいいなという思いも少しあります。まずは大学の授業の単位を落とさないように学業にもしっかりと取り組みたいです!

取材のこぼれ話

練習中はたくましい姿を見せてくれた中森さんですが、練習後お話を伺っている際には、終始穏やかな表情でシャイな一面も。柔道の指導をする渡辺涼子監督は「小さい頃からしっかりと柔道を教わってきたんだろうなというのがよくわかります。おっとりとした性格なのであとは闘争心さえあればね。」と笑ってお話しくださいました。

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