ヒダニチ編集部が白川村出身者の“今”を追う企画「あの子、今どうしてる?」。 村で生まれ育った子どもたちが、仕事や学業、スポーツなど、それぞれの道を歩む姿をお届けします。 第4回目は岐阜聖徳学園大学1年生の南昂佑(みなみこうすけ)さんです。 南さんは経営やメディアの勉強や新しく始めた趣味など、大学に入学してからは幅広く興味を広げ、キャンパスライフを楽しんでいます。
大学ではどんなことを学んでいますか?
岐阜聖徳学園大学経済情報学部で経済学を専攻しています。高校でプログラミングや情報について学んでいたのでそれを活かしたかったことと、様々なことを幅広く学べるのでこの学部を選びました。今はまだ入学して3ヶ月ほどなので、経営や経済の基本的なことを勉強しています。
大学に入るまではサッカー一筋だったそうですね。
はい。白川村にはサッカーチームがないので、中学生まではサッカーをしに高山まで通っていたんです。高校に進学するときも、サッカーがやりたくて岐阜市にある岐阜工業高校を選びました。高校のサッカー部では部長もやっていて、最後の高校サッカー選手権大会では準優勝することができました!
大学に入ってからも2ヶ月くらいはサッカー部に所属していましたが、今までサッカー一筋だったからこそ、大学ではもっといろんなことに挑戦してみたいと思って、今は部活には入っていません。
高校進学で白川村を離れる不安はなかったですか?
高校進学をきっかけに岐阜市で一人暮らしを始めました。白川村では当たり前に近所付き合いがあって、学校も人数が少ないのでみんな友達になれましたが、岐阜市は人が多くて付き合いも少ないので、最初は友達づくりに対して戸惑いがありました。白川村から岐阜市に進学した同級生が多かったので、村を離れてからも同級生に会えていたことは心強かったですね。
村外の友達に白川村を案内するとしたらどこに連れていきたいですか?
やっぱり合掌造り家屋は見せたいですね。それから、冬の時期に来てもらって雪遊びをしたいです!
今後の目標を教えてください。
白川村にはすごく愛着があるので、30代くらいになって生活が落ち着いてきたら村に戻りたいと思っています! まだ具体的に何をするのかは決めていませんが、今大学で学んでいることを生かして、白川村に貢献できるような仕事をするのが目標です。
取材のこぼれ話
高校生まではサッカー部の活動に専念していて、なかなか部活以外の時間が取れなかったという南さん。大学に入ってからは様々なことに好奇心旺盛に取り組んでおり、最近ではダンスも始めたのだとか。YouTubeを見ながら独学で練習をしているそうです。