はじめまして「結旨豚」です!
徹底した安心・安全の集大成
地域に根ざした新しい特産に
白川村に今年新しく誕生した養豚場「吉野ジーピーファーム 白川農場」。最新の設備を取り入れ、安心安全にこだわり抜いて育てられる「結旨豚(ゆいうまぶた)」は、さらりとした脂身が特徴のブランド豚です。11月半ばには初出荷を迎え、村の新しい特産品として期待を集めています。
はじめまして「結旨豚」です!
今年、白川村に新しい特産品が誕生しました!
白川郷の清らかな水と米で育ったブランド豚「結旨豚」です。
岐阜県高山市と中津川市で養豚場を経営する「吉野ジーピーファーム」が村に誘致され、飯島地区にオープンした養豚場「白川農場」。
2.3ヘクタールという広大な敷地に建てられた7棟の豚舎で、徹底した衛生管理のもとに育てられる結旨豚に大きな期待がかけられています。
高山市に本社がある吉野ジーピーファームはこれまで、高山市で「飛騨旨豚」、中津川市で栗を食べさせて育てる「栗旨豚」の飼育を手がけてきました。
今年6月にオープンした白川農場では、村の清らかな水と米を与えて、徹底した衛生管理のもとに育てるあっさりとした脂身が特徴の「結旨豚」を飼育し、村の新たな特産品としてブランド化することを目指しています。
現在は4千頭の結旨豚を飼育しており、将来的には7千頭まで飼育することが可能です。
徹底した安心・安全の集大成
この白川農場の一番のこだわりはなんと言っても徹底した衛生管理。
豚は非常に病気にかかりやすい生き物で、牛や鶏の何倍も神経質な衛生管理が必要です。
吉野ジーピーファームでは、平成元年の創業以来、独自のハード整備を取り入れ、安心安全にこだわり抜いてきました。
中でも新しくオープンした白川農場は、吉野ジーピーファームの安心・安全への取り組みの集大成と言えるほど、ハード整備に力を入れています。
実際に白川農場では、どのように結旨豚が育てられているのか、見学に訪れました!
入退場の際には、車ごとシャワーで洗うだけでなく、持ち込む物品や豚の飼料も全て消毒し、見学者はシャワーを浴びて指定のつなぎに着替え、場内を移動する際も手指はもちろん、長靴の消毒や履き替えも徹底しています。
農場では人工授精から出荷まで一貫して豚の飼育が行われていました。
生後2〜3日の子豚が飼育されている分娩室では、寒さに弱い子豚のために床暖房が設置されています。
また、離乳室には、常に村内にある下田トンネルから引いた新鮮な水を飲むことができる設備も。
場内の設備はすべて、出荷される生後150日までの間、結旨豚がすくすくと元気に育つことを第一に考えられた設計になっているのです。
飼育されている豚たちは見るからにとても元気そうで、豚舎に人間が立ち入ると興味津津で近寄ってくるほどでした。
そして、安心・安全のためのもう一つのこだわりは、生まれてから出荷するまで抗生物質・合成抗菌剤を一切使用しないで飼育すること。
安心・安全というだけでなく、飼育環境も徹底してこだわり抜くことで、さっぱりとした旨味の、おいしい豚が育つのです。
さらに、白川農場ではおいしい豚を育てるためだけでなく、豚の糞尿の処理においても最新のシステムを取り入れることで、匂いを抑え、堆肥にして農地に還元するなど、地域の環境問題にも最大限に配慮しています。
地域に根ざした新しい特産に
「養豚場のオープンにあたって、白川村の方々にはとてもお世話になりました。ぜひとも、『結旨豚』を白川村の新しい名物として定着させ、地域貢献ができれば嬉しいです。まずは、地域の方に結旨豚を食べていただきたいですね」と吉野ジーピーファーム代表取締役の吉野毅さんは話します。
そこで、まずは村民のみなさんに結旨豚のおいしさを知っていただく機会として、12月19日に村内の飲食店や旅館が結旨豚を調理したさまざまな料理が味わえるイベント「ぶたフェス」が民家園にて開催されます!
ぜひ、様々なおいしい料理を実際に味わって、結旨豚の魅力を感じてください。
ぶたフェス
開催日:2020年12月19日(土)11:00〜14:30
会場:野外博物館 合掌造り民家園 広場(白川村荻町2499)
吉野ジーピーファームでは、結旨豚をそのまま出荷するだけでなく、今後はフランクフルトやレトルトカレーといった加工品も展開し、テイクアウトやお土産としても、多くの人に結旨豚を気軽に楽しんでもらうことを目指していくそうです。
白川村の新たな特産品として注目を集める「結旨豚」のこれからの展開にも目が離せません!
吉野ジーピーファーム 白川農場
住所:岐阜県大野郡白川村大字飯島字下田1129
電話:05769-6-3311