白川郷では、三月に入ると気温が上がり雪解けがはじまります。完全に解けるには四月まで待たないとならない年が多く、少し山に入ると五月過ぎまで残雪が見られます。少しずつ暖かい春がやってきます。
自然の変化
雪解けを迎える白川郷
3月初旬頃はまだ雪化粧した合掌造り集落を見ることができます。4月頃まではあちこちに雪が残っています。
ツクシ
四月頃にいろいろな場所で見られるようになります。胞子茎を卵とじや煮付けにして食べます。
フキノトウ
日の当たる場所に出てきます。天ぷらの他、エアエやゴマ和えにします。
茅葺き屋根からのぼる湯気
秋と同様、合掌造りの茅葺き屋根から白い湯気のようなものが見られることがあります。
桜の開花
4月中旬から5月初旬頃に開花し、村内が華やかに染められていきます。
おおたザクラの開花
花びらの数が90枚以上、雌しべ15〜20本という珍しい桜。5月上旬〜中旬頃に本覚寺境内で見ることができます。
ミズバショウ(大窪)
4月中旬から5月中旬にかけて、大窪池に大型の
ミズバショウが開花します。
カタクリ(馬狩)
春に薄紫から桃色の花を咲かせます。おひたしや天ぷらに利用します。
人の営み
村内一斉美化運動
水田に写る合掌家屋
5月中頃、田植え前の水を張った水田に合掌家屋が映しだされます。
田植え祭り
田植え祭りは、白川郷の早乙女が田植え唄に合わせ、手植えをします。5月末頃に開催されます。
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