最終更新日:2023年10月25日
「白水滝」が国名勝に指定!
10月20日(金)に開催された文化庁の文化審議会の審議・議決を経て、大白川の白水滝の国指定名勝指定が決定しました。
今回の指定により岐阜県内最初の滝の国指定名勝となり、「清流の国ぎふ」を代表する清流遺産となりました。
皆様もこの機会にぜひ大白川園地へお越しいただき、美しい紅葉の白水滝の姿をご観賞ください。
白水滝
・所在地:岐阜県大野郡白川村大字平瀬字白水谷
・指定面積:145,074.00㎡
・概要
白山山頂の御前峰より東南東に5km、標高1200m付近にある白水湖の下流側に位置する。真っ白な水しぶきをあげ、轟音を響かせる滝の姿は豪壮で、滝口周辺にはヒノキ、ツガなどの常緑針葉樹が少し見られるがその周辺から奥はブナ、ミズナラを主体とした広葉樹林帯が広がっており四季折々の景色を楽しむことができる。また、白水滝は約2200年前に白山の噴火により流れ出た溶岩「白水滝溶岩流」によって形成されており、柱状節理の発達した高さ67.4mの直瀑という特徴的な構造がある。
近世末には白水滝の存在が広く知られていることが、「山分衣」の記述によりわかっているほか、近代から昭和中期には小島烏水や辻村太郎といった著名人等が国内外に関わらず滝を訪れ称賛し、名勝地として広く知られている。