最終更新日:2024年2月9日

 「白水滝」が『月刊文化財』2月号表紙に採用されました!

 

 文化庁が監修する「月刊文化財」(第一法規(株)発行)は日本の指定文化財を中心に、概念の変遷や学説の動向、国内外の豊富な事例紹介等、文化財に関わるあらゆるテーマを、各分野の第一人者の解説、多くの写真とともに取り上げる唯一の文化財総合月刊雑誌です*。令和6年2月号が刊行され、その表紙に白水滝が採用されました。  

 白水滝は近代以前からの名勝地で、古くから大白川温泉の湯治客や白山登拝客などの人々を魅了してきました。この度は新規の国指定文化財(名勝)として滝を紹介され、「観賞上の価値及び学術上の価値が高い」と評価されました。

 

*第一法規株式会社ホームページより https://www.daiichihoki.co.jp/store/products/detail/100412.html

最終更新日:2023年10月25日

 

「白水滝」が国名勝に指定!

 

10月20日(金)に開催された文化庁の文化審議会の審議・議決を経て、大白川の白水滝の国指定名勝が決定しました。


 今回の指定により岐阜県内最初の滝の国指定名勝となり、「清流の国ぎふ」を代表する清流遺産となりました。

 皆様もこの機会にぜひ大白川園地へお越しいただき、美しい紅葉の白水滝の姿をご観賞ください。

 

白水滝

・所在地:岐阜県大野郡白川村大字平瀬字白水谷

・指定面積:145,074.00㎡

白山山頂の御前峰より東南東に5km、標高1200m付近にある白水湖の下流側に位置する。真っ白な水しぶきをあげ、轟音を響かせる滝の姿は豪壮で、滝口周辺にはヒノキ、ツガなどの常緑針葉樹が少し見られるがその周辺から奥はブナ、ミズナラを主体とした広葉樹林帯が広がっており四季折々の景色を楽しむことができる。また、白水滝は約2200年前に白山の噴火により流れ出た溶岩「白水滝溶岩流」によって形成されており、柱状節理の発達した高さ67.4mの直瀑という特徴的な構造がある。

近世末には白水滝の存在が広く知られていることが、「山分衣」の記述によりわかっているほか、近代から昭和中期には小島烏水や辻村太郎といった著名人等が国内外に関わらず滝を訪れ称賛し、名勝地として広く知られている。

白水滝写真