最終更新日:2018年10月05日

遠山家シンガイ稼ぎ文書の画像

解説

遠山家は近世代の名主役、硝煙の上煮屋・生糸等産物の産地問屋という、政経上において白川村を代表する有力家の一軒であった。また遠山家は「大家族」構成の典型的な例として注目されている。この文書は「大家族」時代の人々の生活を知る上で貴重な資料である。

シンガイというのは家長の統制から離れ「自由」な状態を表しており、シンガイ日といえば「休み日」ということである。こうしたシンガイ日に自分たちで開拓した農地の農作や、桑葉、山菜などの採取に従事し、自分たちで消費するもの以外は家長に買い取ってもらっていた。この文書は、これらのシンガイ物を買い取った家長のメモである。

概要

種別 古文書[村指定]
所在地 個人所有
員数 9点
指定年月日 平成27年4月1日