最終更新日:2021年08月19日
解説
遠山家は代々御母衣村の名手を務めた家で近世白川郷の主幹産業であった焰硝産業や養蚕業の発展に大きく寄与した家である。焰硝産業では白川郷23か村に3軒しかない焰硝の製造販売のとりまとめ役であった「上煮屋」を務め、養蚕業では蚕種の買い入れや生糸生産の取り締まりを務めるなど、当時の村の産業を支える重要な役割を担ってきた。
また、遠山家は「大家族の家」としても有名である。大正から昭和初期にかけて盛んに行われた「大家族」制研究の舞台となった家で、ブルーノ・タウトや柳田國男など数多くの研究者が訪れた。明治30年代後半のピーク時には40人の家族員が確認された白川村屈指の「大家族」制を維持した家として著名であった。
概要
種別 |
建築物[国指定] |
所在地 |
白川村御母衣125番地 |
員数 |
1棟 |
指定年月日 |
昭和46年12月28日 |
説明 |
桁行22.0m×梁間13.3m |
資料ダウンロード
重要文化財旧遠山家住宅保存活用計画(PDF 24MB)