最終更新日:2018年10月05日

解説
白川村平瀬から大白川橋を渡って、県道白山公園線を約12.5KM進んだところの道路下の遊歩道で5分の位置にある。白山国立公園内の原生林に囲まれた中にあって、絶壁を流れ落ちる水は地響きを立て、滝しぶきは水煙となって立ち上がる。この流れ落ちる乳白色の水色から「白水滝」と呼ばれ、「白川郷」という名の由来もここに起因すると伝えられている。滝口周辺にはヒノキ、ツガなどの常緑針葉樹が少し見られるがその周辺から奥はブナ、ミズナラを主体とした広葉樹林帯が広がっており四季折々の景色を楽しむことができる。また、白水滝は約2200年前に白山の噴火により流れ出た溶岩「白水滝溶岩流」によって形成されており、柱状節理の発達した特徴的な構造がある。近世末には白水滝の存在が広く知られていることが、「山分衣」の記述によりわかっているほか、近代から昭和中期には小島烏水や辻村太郎といった著名人等が国内外に関わらず滝を訪れ称賛し、名勝地として広く知られている。
※現地に設置している説明案内版は令和6年度岐阜県清流の国ぎふ推進補助金を受けて整備したものです。
また、令和5年度に同補助金を活用し、国指定名勝白水滝の普遍的な価値を紹介する動画を製作しました。
映像は下記よりご覧ください。
※YouTubeサイトに遷移します。
概要
種別 |
名勝[国指定] |
所在地 |
白川村平瀬ワリ谷535 |
指定年月日 |
令和6年2月21日 |
説明 |
滝の高さ67.4m 滝幅8m |